今回は大切な思い出になった、一生にそう何度も経験することのない出産について、忘れないうちに残しておきたいと思います。(以下、長文失礼します。)
私も出産が近づいてくるにつれて、前駆陣痛、本陣痛、破水などいろいろな流れなどを知っておきたくて、出産レポをいくつか読みました。
こんな出産もあるんだなぁと少しでも参考になれば嬉しいです。
また、私が健診~出産までお世話になった産院はソフロロジー式分娩をしているところでした。
ソフロロジーを取り入れている産院はまだそこまで多くないようなので、そのあたりも伝えられればと思います。
出産プロフィール
- イトP(♀)27歳
- イトP(Jr.)50cm 2836g 女の子
- 初産
- 出産場所:産婦人科
- 分娩方法:自然分娩
- 分娩時間:4.5時間
- 入院期間:産後5日間のみ
- へその緒を切る人:夫
- 生まれたら3人で写真を撮って欲しい
- 臍帯血バンクへの寄付
- 立会時のサポート方法を夫に教えて、出産中支えてほしい
- いきみ逃しの時にさすったり押さえたりしてサポートしてほしい
- 進行状況をこまめに具体的に教えてほしい
- 29週:2cm
- 31週:3.3cm
- 33週:2.3cm
- 35週:子宮口2cm
- 37週:子宮口2cm
- 38週:子宮口3cm
- 39週:子宮口4cm
妊娠29週、切迫早産宣言。。
体重管理が厳しい産院だったので毎日嫌々1時間ほどお散歩したり、旅行中にもキツめのハイキングをしたりしていました。
その影響もあるのかないのか、まだ8か月の29週、突然切迫早産と言われ、張りどめを処方されました。
ここで産院に教えてもらった子宮頸管を締めたり、緩めたりする食べ物をご紹介します!同様の症状で気になる方や予防したい方は参考にして見てください。
乳製品、果物(特にバナナ)、蜂蜜、甘いものは子宮頸管を緩めてしまうため禁止され、根菜、梅干し、ごま塩を食べるように勧められました。
そのような生活がどこまで効果があったのかは分かりませんが、2週間後の31週の健診で子宮頸管3.3cm。
少し回復はしたものの、まだ短いらしく引き続き張りどめと自宅安静と食事に気をつける日々。
33週の健診では子宮頸管2.3cmとまた短くなってしまい、張りどめの量も増やされました。
子宮に刺激を与えないようにするため、身体を動かすこともできず、体重を注意されないように必死で食欲を抑える日々でした。
食べることが大好きな私にとってかなりしんどい日々でしたが、生まれてこられても困るので頑張って我慢しました。
34週には前駆陣痛のような腹痛がある日も多く、お腹も常に張っている感じがあって、まだ出てこないで~と毎日願いながら過ごしていました。
35週の健診では既に子宮口が2cmまで開いてしまい、正産期までまだ2週間もあるのに、それまで持つのかなぁと不安な毎日でした。
36週の健診では子宮口2cmから変わらず、ひと安心でした。
この頃にも腹痛や張りは頻繁にありました。
妊娠37週、何とかたどり着いた正産期!
いよいよ正産期の37週!
子宮口は2cmのままで、もういつ生まれてもいいので張りどめの服用も終えました。
この頃から乳首マッサージをすると母乳がにじむ程度に出始めました。
38週になり、腹痛、腰痛、恥骨痛、胃痛などさまざまな痛みもそれまでに増して感じていたので、早く出てきてほしい気持ちでいっぱいでした。
子宮口は3cmになり、初産で様子が分からない私にとってはまだ生まれていないことが不思議でした。
39週にはそれまでの痛みに加え、足の付け根やおしりの穴の奥(?)の痛みが出てきました。
子宮口は4cm。
ここまで進んでいたら陣痛が来てからも少し楽かもね!と言われましたが、よく眠れる日も増え、意外と生まれないもんなんだな~と、もう赤ちゃんのタイミングを気長に待つことにしました。
そして迎えた予定日の12/16。
8か月から切迫早産だったのに、結局まだ生まれません。
ここで少し休憩。私が出産した産院の院長をが出している本を紹介。母親学級では変なかぶりものを毎回被ってくる変わった先生でしたが、次回も同じ産院で産みたいと思わせてくれる良い先生でもありました。ソフロロジー式に興味がある方は読んでみてください。
妊娠40週、遂にきた破水
その次の日の12/17。
1日いつもと同じように過ごし、23:30頃そろそろ寝ようかなとベッドに入り、スマホを触っていると突然「ポコン!」
絶対周りにも聞こえる音だと感じましたが、あいにく1人だったので実際は分かりません。
動くとどんどん出てきそうだったので、隣の部屋にいた夫に「破水したー!」と叫び、だいぶ前から準備しておいたバスタオルとゴミ袋を持ってきてもらいました。
そのおかげでベッドは汚れずセーフ!
トイレでうっすらピンクがかった羊水を確認し、生理用ショーツに履き替え、赤ちゃん用のおむつを当てておくといいよと言われていたのでその通りに。
その時は陣痛は全くなかったので、落ち着ききった声で産院に電話すると、なかなか信じて貰えませんでしたが、ピンクがかった水であること、動く度に出てくることを伝えると、入院の準備を持って来るように言われました。
準備しておいたものの最終チェックをしていると、何となく痛いかな~くらいの陣痛が5分おきくらいで来るようになり、健診時に7.8分間隔になったら産院に来るように言われていたので少し焦る。
車で向かっている間にちょっと痛いな~くらいの陣痛が3.4分おき。
12/18の0時頃産院に着き、普通に歩いて陣痛室に入ることなく一気に分娩室に入りました。
ちなみに分娩室はブルーのライトで、穏やかな音楽がかかっていてリラックスできる感じにしてありました。
希望を出せばライトの色も音楽も変えられましたが、特にこだわりはないので希望も出していませんでした。
そこで分娩用のワンピースのような服に着替え、破水しているので抗生剤の点滴をされ、お腹にモニターをつけられました。
先生に内診してもらうと既に子宮口は7cmまで開いていて、びっくりするとともに、7cmでもこの程度の痛さなんだな~と呑気に思っていました。
内診が終わると夫も分娩室に入れてもらえ、喋ったりいきみ逃しをしたり。
ここでソフロロジーを発揮します。
ちなみに私が覚えているソフロロジーの特徴は、、、
・息を吐くことをとにかく意識すること(人間は息を吐き切ると自然と息を吸うようにできているそうです)
・「痛い」などのマイナス発言をしないこと
・自分だけが痛いわけではなく、赤ちゃんはもっと痛みと戦っていること
の3つだけです。
他にもいくつかポイントがあり、健診時にDVDを2回見ましたが覚えていません。笑
陣痛が来ているときはとにかく息を吐くという動作をすることで、波を乗り切ることができました。
助産師さんはおしりの穴を押さえてくれたり、出産を促進する効果のあるラベンダーのアロマを焚いてくれたり。
陣痛を感じ始めたときから間隔が短かったので、どんどん間隔が短くなって辛くなることはありませんでしたが、それなりに体力も使い、深夜だったこともあり、睡魔が襲ってきました。
すぐ顔に出るタイプなので助産師さんにも眠いことが伝わり、陣痛の合間に寝てもいいよと言われました。
様々な方の出産レポを読んでいる時には合間の1.2分の間に寝れるわけない!と思っていましたが、いつでもどこでも寝られる私は合間にしっかり寝られました。笑
そんな感じで3時間ほど過ごし、なくなりかけていた体力も少し回復すると先生登場。
「さあ、ここからが本番だよ」という一言に、これ以上痛くなるの!?まだまだこれから時間かかるの!?!?と怯えましたが、この一言はそろそろ生まれるよという意味だったことが後に分かりました。
先生が登場した後、1.2回ほどいきみ、会陰を切開してもらい、さらに1.2回ほどいきむと頭が出ました。
触ってみるとプニプニベチャベチャ。笑
そこからは先生が赤ちゃんの身体を回しながら陣痛に合わせて片方の肩を順に出してくれ、もう後は力を抜いているだけでした。
そして全身が出て、赤ちゃんと両手で握手。
ベチャベチャヌルヌル。笑
4時13分、かわいい産声とともに誕生!
夫がへその緒を切り、私の胸の上に乗せてもらうと不思議なことに泣きやみました。
破水してから5時間ほどの超スピード出産でした。
その後赤ちゃんはきれいにしてもらったり身体測定をしたり。
私は胎盤を出してもらい、子宮に残った血などを処理してもらったり、会陰を縫ってもらったり。
会陰を縫うのは、読んだ出産レポで痛くないとたくさん見ましたが、チクチクしてそれなりに痛かったです。
胎盤を見せてもらったり、カンガルーケアをしたり、初乳を飲ませたりと分娩室で2時間ほど過ごしました。
産後ハイで眠くないと読みましたが、寝たらだめと言われ夫婦ともに睡魔との戦いでした。
その後入院する部屋に移動し、1時間ほど寝てもりもり朝ごはんを食べました。
出産後のトイレは怖くてたまりませんでしたが意外と痛くなく、普通にでき、ほっとひと安心。
これが私の初産でした。
ソフロロジーしか経験していないので、ラマーズ法(ヒッヒッフーの呼吸法の分娩)や無痛分娩など他の分娩法とは比べられませんが、最後まで痛みで泣いたり叫んだりすることなく落ち着いて出産できたので、もしまた出産することがあればまたソフロロジーがいいなと思っています。
そしてやっぱりごはんは大事なので、ごはんがおいしい産院がいいなと思います。笑
最後までお付き合い頂きありがとうございました🙇♀️🙇♂️
出産準備を進めている方には以下の出産準備リストの記事がおすすめだピョン!